歯ぎしりも、首、肩こりの原因!?
頑固な肩こり、首こりで悩んでいる方も多いのでは?
首こり、肩こりと一言でいっても
パターンA 利き腕の首、肩がこる方、
パターンB 逆に利き腕でない首、肩がこる方
パターンC 両首、肩ともこる方、
パターンD 首、肩がこっている自覚はないのだけれど頭痛やめまいがある方
色々な症状の出方、感じ方があります。
安養寺治療院にご来院される患者様のなかで一番多い悩みかもしれません。
老若男女、過去には小学生も肩こりで来院されましたよ。💦
パソコンやスマホの影響もあるのでしょうね。
20代の若い男性。右首、肩に違和感があると来院しました。
左側は特に何も感じないそうです。
私が触診しても左側はしなやかな筋肉でずいぶん左右差のある首、肩でした。
自覚的にも他覚的にもパターンAです。
子供のころから大学生まで体操競技をされていたので、練習中に鉄棒等から落下でもして知らないうちにムチウチにでもなっているのではと思いました。
一般的な首、肩こりの鍼灸治療を一通り施術してみました。
首の代表的な筋肉である胸鎖乳突筋や広頸筋、肩こりにかかわる僧帽筋や肩甲挙筋などです。施術後も右首、肩の違和感はやや緩和したものの、スッキリとまではいかない様子でした。
そこで更に色々聞いていくと
旅行に行った時に友人から「寝ている時に歯ぎしりをしているよ」と言われた事があると聞きました。
寝ているので歯ぎしりをしているかは自分ではわかりません。
歯ぎしりのひどい方は奥歯か摩耗していて、歯科治療の際に指摘され矯正する為にマウスピースを作ると聞きました。
歯科には改めて行ってもらいますが、鍼灸治療で歯ぎしりにできることはないのでしょうか?
耳周辺とお顔の頬に治療してみました
耳の周辺には、歯に関係しているツボがあります。完骨(かんこつ)、翳風(えいふう)
という名前のツボです。
顔の頬には下関(げかん)、頬車(きょうしゃ)という顎関節に影響を与えるツボもあります。
そういったツボに鍼をしたまま5分様子をみました。これを置鍼といいます。
5分後、鍼をぬいたところ、患者様曰く、口の開け閉めがスムーズになったのと、右首、肩の違和感がほぼなくなったそうです。
首、肩こりの原因はさまざま
長時間労働による筋肉疲労、姿勢不良、パソコンやスマホの長時間使用による眼精疲労、食べ過ぎや遅い時間帯の食事による胃もたれなどが考えられます。
それに歯ぎしりも考慮しないといけません。
特に片側の首や肩だけが凝る、違和感が在る時は歯の事を尋ねないといけないと思います。

一般的な首、肩こりの治療の様子。





