眼精疲労にも鍼灸治療は効果あります
栗東市内で農業をされている男性が久しぶりにご来院されました。
運転免許の更新に行く前に疲れ目の治療をしてほしいとの事です。
一般に免許の更新に必要な視力は両眼で0.7以上ですが、
大型車やけん引、第二種免許には両眼で0.8以上、
さらに奥行知覚検査などが加わり厳しくなります。
男性は仕事で農業用の大型車を運転する必要があるので、
どうしても視力を安定させて視力検査をパスしなければいけません。
最近、仕事が忙しくお疲れのご様子。
目もがかすみかちな上に老眼もあり、
視力検査がパスできるか心配されています。
過去に安養寺治療院で鍼灸治療を受けて、無事に免許更新
できたのを思い出し、今回もという事になったようです。
眼精疲労の鍼灸治療とは
鍼灸治療は肩こりや腰痛などの筋肉疾患だけに効果が
あるわけではありません。
眼精疲労にも効果を発揮します。
うなじの生え際にある天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、背中にある
身柱(しんちゅう)、目じりにある太陽(たいよう)などのツボを使います。
お顔の目の周りにも鍼をうちますが、髪の毛ほどの細い鍼を
使用しますので痛くありません。
治療後は
「目の前が明るくなった」「治療室の電灯が明るく見える」
とよく言われるので即効性はあります。
治療効果がどのくらい続くのかは、個人差がありますが
少なくとも2、3日はやる前と後では視力検査にして
1段階は違いますのでパスするかどうかのボーダーの方
には試す価値があります。
翌日、男性は免許更新が無事にできたようで、今日も農業に従事されています。