この痛みって天気痛?
毎日蒸し暑いですね。
そのせいか、安養寺治療院にも腰痛や坐骨神経痛、めまい、頭痛などを訴えて患者様が連日来院されています。
梅雨や秋の長雨、台風の通過時期などは昔から患者様が増える傾向にありましたが、その原因として”天気痛”なる言葉が最近紹介されました。
週刊文春6月1日号によると天気痛とは天気によって人間の体が様々な影響を受け、慢性的にでる頭痛やめまい、腰痛などの痛みを指します。
ではなぜ天気が人体に影響を及ぼし、痛みを引き起こすのか?
記事によると痛みと最も関連性の強いのは「気圧」だといいます。
気圧の上がり下がりが痛みに繋がっていることが実験によりわかったそうです。
気圧の変化を感じ取るセンサーは耳の奥にある内耳という器官で、ここが敏感な人が天気痛をもっていることが多いのだとか。
事故などで後天的に内耳が敏感になることもあるらしいので、交通事故経験者が雨が降る前はわかるというのも納得です。
天気痛外来を愛知医科大学に開設された佐藤純医師が天気痛のチェックリストを紹介されています。
- 雨の降るタイミングがわかる
- 季節の変わり目に体調を崩しやすい
- 寒さが苦手
- 乗り物酔いしやすい
- 耳鳴りがしやすい
- 飛行機や新幹線が苦手
- 高い所がキライ
- 過去に首回りをケガしたり、事故や運動で大きなケガをしたことがある
- ストレスが多い
当てはまる数が多いほど天気痛リスクだそうです。
では実際にどう対処すればいいのか?
- 天気と痛みの関係を認識するために痛み日記をつける
- 体内のムダな水分を取り除いたり神経の緊張を和らげる漢方薬を処方してもらう
- 気圧をコントロールできるプレッシャワーという装置を利用する(ただし個人で購入すると約300万と高額)
愛知県まで行って佐藤医師の診察をうけ、治療を受けることが最良かもしれませんが、早い方で1ケ月から平均半年位かかるそうなので、遠方の方には現実的ではありません。
佐藤医師は自律神経を整えることが最も重要。その為には適度な運動ときちんとした食生活、良質な睡眠と述べておられます。
そうなんです。
自律神経を整えることが最も重要です。
自律神経を整えるには、鍼灸治療は効果があります。
だから天候が不安定な時に安養寺治療院も混むのかもしれません。(笑)
慢性腰痛や体質だと思っていた片頭痛は天気痛かもしれません。
天気痛には鍼灸治療を一度お試しいただく価値はありますよ。