踵骨骨折

リハビリ後も痛みが残る踵骨骨折

症状

患者様がかかとの骨を骨折して手術をうけました。

手術前に医師からは「かかとなので術後も歩くと3割程度痛みが残ることがあります。」と説明を受けたそうです。リハビリ終了後も、医師の説明通り歩くと体重がのるのでやはり痛かったそうです。

骨折部分の痛みの緩和と関節可動域の改善を希望されて来院されました。骨折したかかとをかばって歩行しているのでふくらはぎやお尻、腰まで筋肉の緊張がみられました。歩きにくいうえに大変つかれるそうです。

施術内容と結果

腰、臀部、太ももの後ろ側、ふくらはぎ、すねといった歩行する時に使う筋肉を鍼灸治療でほぐし、骨折のキズ部分をさけて周囲に米粒の半分程度の直灸をしました。

灸には血液の白血球のなかに含まれるマクロファージを活性化させて、壊れた組織を修復させる働きがあります。骨折後ギブスなどがとれた後に鍼灸治療を取り入れると運動機能の回復や痛みの緩和がはかれます。