本のご紹介~愛着障害の克服~
患者様から薦められた本
保育士資格取得のために猛勉強中の患者様から
精神科医で作家の岡田尊司先生の
「愛着障害の克服~愛着アプローチで人は変われる~」
という本を薦められて読んでみました。
はっきり言って大変面白い本です。
腑に落ちることがたくさんあります。
読んで損はありません。(笑)
頭の良い方(著者の岡田先生は東大文学部中退後、
京都大学医学部に入学されているという凄い方!!)
はこんなに複雑なことを、こんなにも分り易く
説明してくれるのだと感謝したくなりました。(笑)
愛着障害とは何ぞやから始まり、タイプ別分類や対処法、
具体時な克服方法まで詳しい臨床例とともにわかりやすく
解説してあります。
悩みを抱えているご本人やご家族、サポーターだけでなく、
子育て中の方、これから親になるであろう全ての方に
読んでいただきたい本です。
私自身は両親との安定した愛着関係が物心ついた幼少期から
築けているとても幸せな人生だったと改めて気づきました。
両親は私にとっての「安全基地」であり、心地よい安定や
保護が保証された環境だったのでしょう。
鍼灸マッサージ師として患者様と接していると
身体の悩みを抱えている方のなかには、
「愛着」がらみの心の問題が関係している様に
感じることもあります。
私自身が患者様から信頼されて「安全基地」に近づける
ように努力します。
内容紹介 BOOKデータベースより
幼いころ親との間で安定した愛着を築けないことでおこる
愛着障害は、子供の時だけでなく大人になった後も、
心身の不調や対人関係の困難、生きずらさとなってその人を
苦しめ続ける。
本書では愛着研究の第一人者であり、ベストセラー
「愛着障害」で愛着への理解と認知を国民的レベルに
高めた著者が、愛着障害に苦しむ人やその家族、支援者に
臨床の最前線から、回復のための最強メソッドと実践の極意
を公開する。
奇跡の復活をもたらす「愛着アプローチ」とはどんな方法
なのか。薬や認知行動療法も治せなかったさまざまな問題
(慢性うつ、不安、依存症、摂食障害、自傷、発達障害、
不登校、ひきこもりetc.)が、なぜ愛着に注目し、愛着を
安定化することで改善へ向かうのか。
医療のパラダイムを根底から変える一冊。
著者紹介 BOOKデータベースより
岡田尊司 (おかだたけし)
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。
東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒。
同大学院にて研究に従事するとともに、京都医療
少年院、京都府立洛南病院などで困難に抱えた
若者に向かい合う。
現在、岡田クリニック院長(枚方市)
大阪心理教育センター顧問。