患者様からの質問にお答えいたします
folder副院長日記
その⒈「鍼は何センチくらい体に入っているのですか?」
鍼灸を初体験される患者様ならほぼ100%聞かれます。
答えは鍼をする患者様のお身体の部位や症状、体格、鍼灸の経験等
によって変わってきます。
例えば座骨神経痛でお尻が痛む、だるい、痺れている方の臀部には
梨状筋というお尻の筋肉を狙って3センチから5センチくらい刺します。
お尻は脂肪が厚いところなので、神経痛の原因になっている
座骨神経にアプローチするにはその程度の深さが必要になります。
首の前面の凝りを取るときには、皮膚表面に鍼先をひっかけるように
刺す場合もあります。ほとんど痛みもありませんが、しばらく
鍼をそのままにしておく置鍼(ちしん)をすると嘘みたいに凝りがとれます。
1mmも刺していないと思います。
その2「○○に鍼はさせますか?」
鍼灸治療というと肩こりや腰痛をイメージするのが一般的なのか
肘に打てるか?膝に打てるか?などと聞かれますが、
目玉以外どこにでも刺せます。
テニス肘やゴルフ肘の治療にも鍼灸治療は有効です。
最近リクエストが多くなってきた美容鍼ではお顔に鍼をしますし、
眼精疲労には目の周りの鍼灸も効果があります。
お顔用の細い鍼もご用意していますので、興味のある方は
お尋ねください。
最後に
安養寺治療院で使用している鍼はセイリンという会社の日本製の
使い捨ての鍼です。一本ずつ完全滅菌されており衛生的で安全です。
使用後はすべて廃棄処分しますので感染のリスクはありませんので
安心してご来院くださいませ。