マッサージチェアで寝てはいけない!?

- update更新日 : 2023年11月28日
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久しぶりに後輩から連絡がきました。
一昨日にマッサージチェアでマッサージをしたところ、その日の夕方から揉み返し!?で首が痛くて回らない何とかして~というものでした。
やっている時は気持ちがよかったらしいのですが、4歳と生後半年のお二人のお嬢ちゃんの子育て真っ最中でお疲れ気味のママは、マッサージチェアでウトウト眠ってしまったようです。

首の左右の動きを確認すると、左には辛うじて動くものの、右向きはまったく痛くて無理!!
揉み返しだとしたら、マッサージをするより鍼灸治療のほうがおススメ。
俯いて寝ていただくこともできないので、横向けで鍼灸治療スタート。
まず最初に痛みがましな左側から。痛みやこりがましな方から治療すると反対側のより辛いほうも少し痛みやこりが緩和することも。
いきなり痛いほうから触ると、患者様が何となく緊張されるのがわかります。緊張していては、治療効果が上がりにくいのです。

鍼灸ポイントは後頸部の天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、肩上部の肩井(けんせい)、肘の曲池(きょくち)など。
鍼は髪の毛ほどの太さ0.2ミリですから、刺すときの痛みはほとんどありません。
灸もカマヤミニという筒状の入れ物に入ったもの。肌に火のついたお灸のもぐさが触れるわけではないので、こりや痛みのある部位は熱いというより暖かい感じ。

鍼灸治療時間、およそ1時間。首も左右ともにに回るようになり、痛みもほぼなくなったようです。
「全然、来た時と違う~。楽になった~」と喜んでお帰りになりました。
マッサージチェアは改良が進み、手軽なので人気のようですが、繰り返しの利用やマッサージチェアに乗りながら眠ってしまうのは危険です。
小柄な方や骨粗しょう症の方はさらに慎重に利用すべきです。

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