痺れには鍼灸治療をお試し下さい。

- update更新日 : 2023年11月28日
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「太ももが痺れて痛むので病院でMRI検査をしたがどこも異常ないと言われた」

と言って患者様が来院されました。

血液検査も特に問題なく、医師は患部を触ってもくれなかったとご立腹の様子。痺れは数年前からで常にではなく、たまに痺れては治まったり、ぶり返したりするそう。治療室を歩く姿は、痺れるほうの足をやや引きずっているよに見えました。

太もも以外に痛んだり、だるい場所はないか尋ねたところ、お尻を押さえていたので、坐骨神経痛を疑って、腰、お尻、太ももの後ろに鍼灸治療をしたところ痺れが治まりました。

痺れていたのは太ももの前面でした。デルマトームでいえばL3領域。デルマトームとは皮膚感覚帯とも呼ばれ、神経根ごとの皮膚表面の感覚
領域を現したもの。よってL3=腰椎の3番目付近と座骨神経痛治療に使うツボに鍼灸治療をしてみたところ、痺れは消失しました。

鍼灸・マッサージ師は高度な検査機器は使えませんが、

・歩き方や動かし方を観察(望診)し
・音や匂いを感じ(聞診)
・よくお話しを聞き(問診)
・患部に触れ(接診)

患者様の苦痛の解決や軽減に尽力したいと思っています。足や腕が痺れたら、是非一度鍼灸治療をお試し下さい。
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