自律神経失調症の正体?

健康食品で逆に悪影響がでた70代男性の例

症状

70代男性の患者様から睡眠中に熱感を感じて目が覚めたり、咳がでて困る。

主治医の先生に見ていただいても身体には特に問題はないと言われたと来院されました。

この患者様は8年前に胃がんのため胃の全摘手術を受けられた既往歴はありますが、今のところ転移もなくお元気で農業に従事されています。ご本人いわく「自律神経失調症でしょう。若い時にも似たようなことがありました。きっとこういう症状はハリがききますよね」と施術前から自己診断されています。

問診

とりあえず問診をしてから治療を開始しようと思い、お食事の好みや服用している薬、日々の生活態度を質問していたところ気になることが・・・・。

胃がんの手術後、体重もへり体力も落ちたことから何とか早く回復しようとして、市販の漢方や健康食品をかなり服用されていました。朝鮮ニンジン、黒ニンニク、ウコンetcと人から薦められるままに購入して、多い月は月額20万円も使っているそうです。

そこで医師から処方された薬以外はキッパリやめていただきました。初めは続けていた漢方や健康食品を止めることに不安のようでしたが治りたい一心から聞き入れてくださいました。

施術後

そして治療を始めてから3回目以降から熱感や咳で夜中に目がさめることがなくなり、熟睡できるようになりました。

患者様が服用していた漢方や健康食品はどちらかというと身体に熱をこもらせるようなものが多いように思いました。鍼灸治療の助けもありましたが、身体に熱をこもらせる原因になるものを絶ったのが良かったようです。

「お金をかけて身体を悪くしていたなんて!」と患者様はショックを受けられていました。